週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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古閑美保が突然の引退宣言。
ほかの人気女子プロが「わたしも…」

　古閑美保の突然の引退発表には、ファンはもちろん、女子プロたちにも衝撃が走った。

　古閑の引退理由は体力、精神面の限界。きっかけとなったのは左手首の故障だ。

　同じ手首の故障を抱える有村智恵は「日本女子プロゴルフ選手権の前に（古閑から）電話がかかってきて、『もうそろそろゴルフ人生を終わらせる』と聞きました。30歳でゴルフをやめると以前から言っていたので、それほどの驚きはありませんでした。私自身、手首の故障で今回2試合休みましたが、それだけでもストレスは相当。モチベーションも下がりました。古閑先輩から『手首の故障は、違う部分にも影響するので、気をつけなければダメよ』という忠告もいただいたんです」と話す。古閑の熊本坂田塾の後輩で大の仲良しの笠りつ子は「今年2月に沖縄で練習ラウンドをしているときに聞きました。スパッ、とやめるのも古閑先輩らしいと思います」とコメント。

　09年リコーカップで賞金女王を逃したときに、08年女王の古閑に励まされた諸見里しのぶはこう話す。「そのときチラッと『やめる』と聞きました。スパッとやめるのは格好いいです」

　アネゴ肌で後輩から慕われるのはもちろん、先輩からも可愛がられた古閑。女子プロ協会の小林浩美会長は「電話で聞いて驚きましたし、寂しい限りですが、LPGA会員であることには違いがないので、これからも仲間だと思っています」

　ほかの女子プロへの影響はというと……。自らも30歳での引退をほのめかしていた横峯さくらは「実際にその年齢になったら、引退を伸ばすかもしれませんが、30歳区切り、のイメージはあります」とコメント。

　今季は不動裕理と福嶋晃子が結婚。福嶋も関係者に「日本女子オープンが終わったら、子作りのために引退するかも」と話していたという。

　スター選手が揃う女子プロゴルフ界だが、引退の連鎖は、食い止めたいところだろう。

　
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