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日本、アジア、ワールドカップとハードスケジュールが続くベテラン平塚
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世界ランク1位のL・ドナルドの欧米Wツアー賞金王王手が話題だが、日本でも平塚哲二が日ア両ツアーの賞金王を狙える位置で戦っている。
日本ツアーとアジアンツアーの両方に獲得賞金が加算されるパナソニックで優勝したため、平塚哲二のアジアでの賞金ランクは43万5000ドル余りで1位に。一方、日本でも5位にランクアップして、首位の石川遼と1000万円弱の差に迫っている(いずれも9月26日現在)。
まだまだ両ツアーとも高額賞金試合が続くため予断は許されないものの、W賞金王の可能性はある。「そうなったらうれしいですね」と相好を崩す平塚だが「これから先、休みなしです」という超ハードスケジュールも待っている。
8月には体調を崩し、推薦で出られる欧州ツアーへ行くべきか休むべきかで悩んでいた時期もあった平塚。結局、休養を選び、それがパナソニックでの優勝につながっただけに、39歳の平塚には体調管理がますます重要になってくる。
さらにスケジュール調整も悩ましい。10月、日本のABC選手権と同週にアジアでは、日本円にして賞金総額5億円のアジア太平洋クラシックがマレーシアで開催される。平塚は「原則として賞金額の大きいほうを選ぶ」として日本のABCは欠場する。
11月は池田勇太とともにW杯出場のためカシオワールドを欠場するが、賞金トップを走る石川もプレジデンツカップでダンロップフェニックスを欠場するので、終盤の賞金王レースも混沌としそうだ。「そのほうがファンも面白いんじゃないですか」と平塚。「日本シリーズをどうするか考えています」と思案中だ。
夢は欧州ツアーでのシード獲得。「40歳になる今年が最後のチャンス」と鞭を入れている。
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