トゥルーテンパーの「ダイナミックゴールドXP」が11月1日に発売になる。いまから30年以上前の1980年に登場し、一世を風靡したスチールシャフト「ダイナミックゴールド」通称「DG」の新しい兄弟だ。いっぽう、日本シャフトからは、今春「NSプロMODUS3ツアー120」が発売されており、改めてスチールシャフトに注目が集まっている。
かつての「DG」ブームの後、軽量スチール「NS950」が人気を集めたが、最近は「NSプロMODUS3ツアー120」が男子ツアーで話題となっているようだ。ツアーでは昨年から池田勇太や谷原秀人、星野英正といった選手が使いはじめ、今季第2戦「つるやオープン」ではカーボンからリシャフトした近藤共弘が優勝を飾った。
もともとはビジェイ・シンら米ツアー選手と意見交換しながら開発されたシャフトで、「950」よりも30グラムほど重く、軽量スチールでヒットしたNSプロから出た「ちょい重め」という意外性もあった。
こういった背景を背負って世に出た「ダイナミックゴールドXP」は「MODUS3」よりもやや軽めだ。重量感の「DG」から新しい軽量モデルが出た、といった意外性は共通している。
重いにしろ軽いにしろ、アイアンのシャフトはいまだにスチールが主流なのは確かなこと。この微妙なシャフト戦線、アマチュアの心はどう動く?
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