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(写真上)撮影禁止ですが……。これは優勝副賞のキヤノンのカメラを構える久保谷です
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先々週、横浜市の戸塚CCで開催されたキヤノンオープン最終日、1日としてはツアー今季最多の1万9926人、4日間合計でも4万2098人(中日クラウンズに次いで今季2番目)の大ギャラリーが詰めかけ大盛況となった。
同大会は08年から始まったばかりの新しい大会。一時、スポンサー撤退が噂されたが、昨年は横田真一と石川遼という人気者同士の優勝争いとなり、4日間合計で一昨年を1万3000人余りも上回る3万2486人が入場。今年はさらに、その記録を9612人も更新する来場者数で、すっかり人気が定着した感がある。
これほどの動員力は、まずアクセスの良さ。JR東戸塚駅からタクシー利用で10分の近さで、05年に宮里藍が制した日本女子オープン(同コース開催)でも、最終日に2万1018人、4日間で女子ツアー史上最多の4万8677人が来場した実績がある。
今回は天候に恵まれたうえに、連休中。また、首都圏西部では今季初の男子ツアー開催、というプラス要因があった。だが、やはり大ギャラリーを引き寄せたのは石川遼が優勝争いを演じたからだろう。
半面、携帯電話のカメラを使って撮影する心ないギャラリーのシャッター音で、選手のプレーが邪魔されるトラブルが続出した。それに対して「ギャラリーが増えれば、そういうことも増える」と最近の石川は達観しているが、せっかくの人気なのだから、観戦ムードも高めていきたいものだ。
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