週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/8号
2011/10/31更新

リオ五輪コース設計者募集中!
オチョア&ノーマンの応募もあるでよ

 2016年、ブラジルのリオデジャネイロで開催される夏季オリンピックで、ゴルフは1904年のセントルイス五輪以来、実に112年ぶりに正式競技に復帰する。しかし本戦を5年後に控え、いまだコースは未定。そんななか、五輪組織委員会が開催コース設計公募の方針を打ち出した。




 五輪復帰は決まったもののリオデジャネイロ近郊に国際大会を開催できるチャンピオンコースはなく、これまで水面下でジャック・ニクラスやアーノルド・パーマー、アニカ・ソレンスタムら大物が設計に食指を動かしてきたが、今回の公募は著名設計家だけでなく、過去にコース設計を担当したことがある一般企業や個人にも対象を広げようというもの。

「今回の公募には設計に携わる人間なら誰もが魅力を感じているはずです。相当な数の応募があるのでは?」というのは、ゲーリー・プレーヤーの長男で、ゴルフ設計部門を含む父親のビジネスすべて取り仕切る長男マーク氏。その言葉どおり、グレッグ・ノーマンは引退後も南米で人気の高いロレーナ・オチョアとタッグを組むなど、各陣営ともあの手この手で一大プロジェクト参入を目指しており、日本からは一の宮CCのコース設計などを手掛けた沢井徳三郎氏が「新聞で公募を知り、急遽応募を決めた」。

 沢井氏は30年ほど前、米国で行われた設計コンペで優勝し、同地で20年コース設計に携わった経験があり「候補に名前が挙がっているのは元プロが多く、設計に関しては素人。向こう(欧米)の設計家の手の内はすべて知り尽くしていて、負けない自信がある」と、意気盛んだ。

 コース建設予定地はリオデジャネイロの海岸に面したバラ・ダ・チジューカで選手村から5キロの好立地。応募締切は10月28日と間近に迫っているが、晴れて五輪コースの設計家に選ばれればその後のビジネスに箔がつくとあって、各陣営とも真剣そのもの。書類選考、面接を経て設計者の決定は12月23日になる。

 
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