米女子ツアーは最終戦を待たずに、ヤニ・ツェンの賞金女王が確定した。2試合を残して、今季メジャー2勝を含む通算7勝。獲得賞金は287万3629ドル(約2億2000万円)に達し、2位のクリスティ・カーの倍近くを稼ぎ出した。
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今年はヤニが天下統一
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昨年は世界ランク1位が目まぐるしく入れ替わり、戦国時代と呼ばれた女子ツアー。今年は完全に、ツェンが天下統一の野望を果たしたといえる。
米ツアー開幕前、すでに台湾とオーストラリアで3連勝し、世界ランク1位に躍り出ると、その後、他の追随を許さず、賞金女王のほか、プレーヤーズ・オブ・ザ・イヤー、平均ストローク、ドライビングディスタンス、バーディ数など主要な部門で軒並み1位を獲得。
男女を通じて最年少の22歳でメジャー5勝目を挙げ、グランドスラム(全米女子オープン以外の3大メジャーは制覇済み)にもリーチをかけている。
そんなツェンの強さの秘密を宮里藍は、「プレッシャーがかかったときに結果を出すのは難しいけれど、それができるのは自信の証だと思います。自分を追いつめるのではなく、笑顔で優勝争いを楽しんでいる。そこが素晴らしいですね」と語る。
同期の上田桃子は「マン飛ぶし、マン曲がらない。パットもマン入る!」と、感心しきり。
そんなツェン、最近は女子の世界に飽き足らず「男子ツアーに挑戦したい」といっている。
アニカ→オチョアに続く不動のナンバーワン誕生。来年は男子ツアーでも、その雄姿が見られるかも。
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