週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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アジアの子どもは有望。
タイガーの次はジュニア育てるとヘイニー

ハンク・ヘイニー（右）と松本進コーチ

　タイガー・ウッズの元コーチとして知られるハンク・ヘイニーが10月末に来日。「もうプロコーチは引退した」というが、それじゃ、これから何をする人ぞ。

　04年からウッズを支えてきたヘイニーが、コーチを辞任したのは今年5月。

　現在は、米国内のジュニアゴルフアカデミー（IJGA）で、ジュニアの指導を行っており「ツアープロはもう教えない」と断言している。

　米サウスカロライナ州にある同アカデミーには世界中から生徒が集まるが、「日本や韓国、中国などアジアの生徒が増えていて、レベルも高い。非常に練習熱心ですが、うまくいかないときに自分を責めすぎる」とヘイニー。メンタルなど、技術的な部分以外の「人格形成としての指導も大切にしたい」という。

　同アカデミーのインストラクターで、馬場ゆかりを指導する松本進コーチは、「ハンクの指導は徐々に成果をあげている」という。日本で活躍するフォン・シャンシャンも卒業生のひとりで、今後アジア人のさらなる活躍が望めそう。

　ヘイニーが「いい選手になるためには、いい競争の場を提供することが必要」というとおり、IJGAが運営するツアー、IJGTはアメリカでは年間70試合ものジュニア大会を主催。同アカデミーの生徒以外も出場でき、過去にはリッキー・ファウラーが出たこともある。一昨年からは日本でも1試合ずつ開催（中学生の部と高校生の部）。来年は6試合が予定されていて、上位者はIJGTのアジア大会に出場できる。

　
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