最近、聞かなかった古典的ロッカー荒らしが復活していた。クラブハウスの貴重品ロッカーから隠しカメラで暗証番号を盗み見。財布からカードを盗み出し、スキミングでカードを複製。本人が知らないうちに財布を戻し、複製した偽造カードを使用するという手口の被害が静岡県内で連続発生していた。
静岡県ゴルフ場協会によれば、全国クレジットカード犯罪対策連絡協議会からの連絡で、夏以降、県下で先の手口によるカード被害が連続発生していたことがわかった。それによれば、8月~10月中旬にかけて5つのゴルフ場でクレジットカード等50枚がスキミングされ、約2000万円の被害があったという。
「5コースはいずれも静岡県西部で、暗証番号が盗み見れる位置に隠しカメラを張りつけるという昔ながらの手口のようです」(静岡県ゴルフ場協会)
一時は列島中で多発した手口だが、ゴルフ場側の対策でここ2~3年は鳴りをひそめていた。
「県下のゴルフ場、並びに東日本ゴルフ場支配人会連合会にも報告したので、各ゴルフ場の警戒は厳しくなるはずです。また当分はできないと思いますが、彼らに隙を見せないよう、常に厳しい対策を実施しているところを犯人に見せつけることも必要でしょう」(同事務局)。
過去には偽造キャッシュカードで現金を引き出されるケースも。ロッカーと銀行の暗証番号は同じにしないことも大切だ。
【関連記事】
2011/11/ 1 札幌市内でクマ騒動。ゴルフ場で運悪く出会ったら…
2011/11/ 1 どうして起きたのか、神戸、大分のカート横転事故
|