週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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男子のプエルトリコオープンが
ヤニよ、来い！

　今シーズン米女子ツアーだけで7勝を挙げ、最終戦を待たずに賞金女王＆年間最優秀選手を確定。圧倒的な強さで世界ランキングNO1に君臨するヤニ・ツェンが男子ツアー挑戦に意欲を燃やしている。

　ヤニから爆弾発言が飛び出したのは欧州女子ツアーの蘇州太湖レディスで、優勝を決めた直後。先月末、中国大陸の蘇州を舞台に行われた同大会で今季11勝目（米7勝、豪州2勝、台湾1勝、欧州1勝）を挙げ30万ユーロ（約3216万円）を獲得すると「最近の私のゴルフはすごく安定している。我慢してチャンスを待ち、1打1打に集中できるようになった」と達成感をにじませ「さらにプレーを向上させるため、男子の試合で勉強したい」と語ったのだ。

　過去に全盛期のアニカ・ソレンスタムや天才少女と呼ばれた頃のミッシェル・ウィが男子ツアーに挑戦しているが予選突破には至っていない。

　ヤニの発言を受け、早くも米ツアーのプエルトリコオープンの主催者が「ヤニを招待したい」と興味を示しており、早ければ来年早々にもヤニの男子ツアー挑戦が実現しそうな勢いだ。

　国内では宮里藍やウィらが、すでに男の試合を経験済み。しかし話題が先行してマスコミが殺到。同伴競技者に迷惑がかかる場面も多くあった。出るなら単なる話題づくりではなく、予選くらい通ってほしいもの。

　目下女子の世界で向かうところ敵なしのヤニが、果たして男子の世界で通用するのか、期待を持って見守りたい。

　
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