松山英樹の初優勝の裏で、石川遼も大活躍。最終日17番で、プロ2回目のホールインワンを達成し、次のパー5でイーグルを取れば、松山を逆転しようかという場面。しかし18番パー5、絶好のポジションから第2打を打とうとした瞬間、カメラのシャッター音が響き、石川はアドレスを解く羽目に。
最終日石川は、4アンダーの14位タイスタートから、一気に順位を上げ、17番のエースでトップの松山とは2打差に迫っていた。
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シャッター音で仕切り直した後、池ポチャに
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18番のティショットは「最高のヘッドスピードが出せた」と本人が語る完璧な340ヤードドライブ。18番を囲む大ギャラリーは、大きな拍手で石川を声援、ボルテージは最高潮に達した。
イーグルを十分に狙える絶好の位置から8Ⅰのショット。ギャラリーが固唾を飲んで見守るなか、集中した石川がアドレスに入る。スウィングを始動しようとしたその刹那、ハプニングは起こった。「パシャパシャパシャッ」とカメラのシャッター音がホールに響き渡ったのだ。
「ギャラリーの方じゃなくて、プロだったんですよね……」と石川が残念がったように、シャッターを切ったのは放送局の番組宣伝担当のカメラマンだった。報道ルールにより、選手がアドレスに入ったら、カメラマンはインパクトまではシャッターを押し、音を出してはならない。
集中力を削がれた格好となった石川が、仕切り直して打ったボールはグリーン右サイドの池へ一直線。もしセカンドを仕切り直していなければ……、という残念感をぬぐえないギャラリーは多かった。
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