VISA2日目は悪天候により35選手がスタートしただけでサスペンデッド(一時停止)。その後、競技は54ホールに短縮された。優勝した松山英樹は「54ホールは味方しました」と話したが、悪天候のなかスタートした選手からは「なぜ72ホールやらないのか」と不満の声も出た。
2度の競技中断をはさんで、サスペンデッドが決定したのは13時44分。さらに「コンディションの見込みがたたず、日没も早いため、残り2日間でシミュレーションした結果、54ホールを消化できそうにない」(小山和顕JGTOディレクター)と54ホールに短縮。
「2日目が中止ならば54ホールでいいが、サスペンデッドなら72ホール回るのが常識」と選手は口を揃えた。
不幸にもスタートした35選手はサスペンデッドなので、2日目の続きからプレーしなければならない。荒天のなかでのプレーは不利だから v
「不公平にならないように2日目は中止にして、ノーカウントにすべき」というのが選手たちの言い分だ。
対してJGTOは「中止にして、スコアを取り消すことはできない。ツアーの基本理念、一度プレーしたスコアを尊重する、に反しますから」
と言う一方で、サスペンデッドにしながら72ホールを目指さないツアー。できる限り、72ホールを消化する姿勢のほうが、プレーヤーたちの“基本理念”に近い気もするが……。
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