最終戦のリコーカップ前に2年連続の賞金女王を決めたアン・ソンジュ。自らも含めた韓流選手の強さについて、“赤毛のアン女王”が語った。
――日韓のプロの技術的な差を教えてください。
アン 私は2年間、日本ツアーに出場していますが、技術的な違いはあまり感じていないんです。でも韓国人選手のほうが練習量は多いかもしれません。
――韓国人は練習する?
アン とくに私の場合は、日本語をしゃべれないまま日本に来たので、初めは日本人選手と話せず、寂しい時間を過ごしていました。ほかにすることがないので練習するんです。朝9時ごろコースに来て、午後の5時まで練習といった具合。最近は日本語を少し話せるようになったので、日本人の友達とのおしゃべりが増えて、練習量が少し減ってしまいました(笑)。多くの韓国人選手は、寂しさを紛らわすためもあって長い時間練習します。その練習量が強さにつながっているのでしょう。
――毎週毎日、1日中、練習しているのですか。
アン 今年は体力温存のためもあって、3勤1休のペースを守ってツアーに出場しました。そして休みの週は徹底的に体のケアをしたんです。
女王を決めたエリエールまで20試合に出場して、アンの賞金は約1億2000万円。1試合600万円を稼いだ計算になる。3位の横峯さくらは27試合に出て1試合320万円だから、倍近い差をつけた。
毎週試合に出て、毎日練習するのではなく、メリハリをつけたことが好結果につながったようだ。
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