週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 12/13号

2011/12/5更新

しょんぼりドンファン。
カメラマンに「写真、見せて」で失格に！

　ゴルフの腕はプロでも、ルールについてはビギナーというプロがいるのは困ったものだ。

　先週のダンロップフェニックスでのドンファン。初日のラウンド中にカメラマンが撮った同選手のスウィング画像を「ちょっと見せて」と自ら求め、フォームを確認したという。これが「規則142-3」（人工の機器、異常な用具と用具の異常な使用）に該当するとして、失格となったのだ。

　正規のラウンド中、

a　ストロークをしたりプレーする上でプレーヤーの援助になるようなもの

b　プレーに影響するような距離や状況を測る目的のもの

c　クラブを握る上でプレーヤーの援助になるようなもの

　を使用すると競技失格になるということだが、今回の場合、問題なのは、自分から「見せて」と言ったこと。これが自ら人工の機器を使ったと判断され、ペナルティとなった。これにはドンファンも「ゴルフやる資格ないです」としょんぼりしていた。

　ちなみに、ちょうど1年前。カシオワールドの2日目、シード目前の桑原克典が、ハーフターンの待ち時間に練習器具を使って素振りをしたとして、「規則142-3」違反で失格になっている。もちろん、このときの桑原も「ストレッチ目的だった」と、ルール違反をしているという意識はまったくなかった。