未曽有の被害を出した3月11日の東日本大震災。その発生以来、ゴルフ界は支援活動の輪を広げ続けてきた。
ゴルフ界としては、JGAやPGAらゴルフ関連の20団体が協力し「グリーンティチャリティ」を展開、18億円(集計は7月末まで)を義援金として寄付した。
プロたちは選手会などの募金活動に参加するほか、個人でも積極的に動いた人が多かった。
例えば東北高出身の有村智恵。震災直後にウェブ上で募金活動を開始、さらにAKB48のユニットのプロモーションにボクシング亀田大毅やマラソン高橋尚子らと出演。収益の一部を義援金として送った。片山晋呉も歌手大友康平の呼びかけで、歌唱の動画に出演。サッカーの今野泰幸や野球の中畑清らと共演して寄付を募った。
活発なスポーツ選手のチャリティについて石川遼は「スポーツの持っている力は大きいと感じた。スポーツが人に勇気を与えられることがわかった」と振り返る。
石川自身は4月のマスターズの際に今季の獲得賞金の全額と1バーディにつき10万円を義援金にすると発表。約1億3348万円を寄付した。「目標(の2億円)には遠く及ばなかったが、やりがいがあった」と石川。今後もサポートを続ける、という。
石川のいうとおり、復興が進みつつあるといっても、まだまだ完全ではない。支援活動は今年だけで終わりではない。来年以降もその輪をゴルフ界全体で広げていきたいものだ。
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