週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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谷口、藤田、小田。
効果絶大なベテランの教えでプロコーチ失業？

　昨年の上田桃子(25)の2年半ぶり復活Vの陰に谷口徹(42)の指導があったのは、本誌でも既報の通り。同じアラフォーの藤田寛之(43)を師と仰ぐ河瀬賢史(32)は今季初シードをゲット。やはりベテランは教え上手らしい。

　桃子は、優勝したミズノクラシックの練習日に、谷口の“9ホールラウンドレッスン”を含む7時間もの指導を受けた。「ドライブがてら来た」と笑っていた谷口だが、技術面、メンタル面もしっかりアドバイス。愛あるゲキを飛ばしたという。その後桃子は、先週、宮崎でまたも“谷口道場”の門を叩いたほどで、指導にぞっこんのよう。

　河瀬と藤田の出会いは、河瀬が高校生のとき。二人の地元、静岡の駅で出会い、河瀬が握手を求めたところから始まったという。技術的な指導はもちろん、ウェアは藤田のおさがりを着るほどの“クローン”ぶり。

　また松山英樹(19)はソニーで小田孔明(33)から指導を受けてパット開眼していたし、マスターズ前週には、ロスで丸山茂樹(42)から指導を受けるプランも。百戦錬磨のベテランの教えは、若いプロには新鮮に映り、効果絶大のよう。選手のプロコーチ離れが加速しそう？

　
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