今年、日本の人気プロモデルのひとつであるツアーステージXドライブから初めて調整機能を備えたドライバーが登場する。同じく、キャロウェイゴルフからも同機能つきドライバーが初登場。“カチカチ機能”はいよいよドライバーの標準装備になっていくのだろうか。
調整機能がルールで認められるようになったのは09年。その後、テーラーメイドやナイキ、タイトリストなど主に外ブラがリードし続け、国内の主力メーカーは“カチカチ”に慎重だった。メーカー側もゴルファーの反応をしばらく見ていたというところもある。
だが今年、機は熟したという判断か。ブリヂストンスポーツは「バリアブルアジャストシステム」を搭載した「Xドライブ707」を発表した(2月24日発売)。フェース角を±1度の範囲で3段階に、それに伴ってライ角も調整できるシステムだ。ただ、弾道調整が主目的ではなく、あくまでも“アドレスの顔”にこだわる上級者に向けて、自分好みのフェース角に微調整できるようにしたものだという。
「オプティフィットテクノロジー」採用のレイザーフィットドライバーを発表したのはキャロウェイ(3月3日発売予定)。フェース角をオープン・スクェア・クローズの3段階に調整できるうえ、トウとヒールに装着したウェートを交換することで球筋を調整できるという。
さらに、“カチカチ”のパイオニア、テーラーメイドのニューモデル「R11Sドライバー」(2月24日発売)では、フェース角の調整幅がこれまでの3段階から5段階へと広がった。
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