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マスターズ出場のかかるWランク50位を
行ったり来たりの遼。米転戦歴を振り返る

　1月開催の米ツアー2試合（ソニーオープン、ファーマーズインシュアランス）に出場後、一時帰国して現在、恒例のスキー合宿に入っている石川遼だが、2月中旬からマスターズ出場をかけ再渡米する。これから3月25日までの試合で、どれだけ世界ランクを上げられるかが注目される石川だが、さて、これまで米ツアーで、石川はどれくらいの成績を残してきたのだろうか。

　石川がメジャーとWGCを除く米ツアーにデビューしたのは、09年2月19日～22日に開催されたノーザントラストオープン（リビエラCC）だった。

　初日の1番で幸先のよいバーディを奪ったものの「1番から18番まで、緊張したまま18ホールを回ってしまった」と2オーバーの暫定114位。2日目は「リラックスできた」とパープレーにまとめたが3打及ばず、デビュー戦は予選落ちに終わった。

　以降の石川の成績は左表の通りだが、予選通過は多くない。

　昨年までは米ツアーの成績は気にする必要がなかったのだが、マスターズ出場権のない今年は、そうはいっていられない。3月26日時点で世界ランク50位以内に入っていなければ、マスターズに出場できないからだ。

　米ツアーに初参戦した09年当時と比べると、技術的にも体力的にも、そして精神的にも成長著しい石川。今年のソニーオープンでは予選落ちしたものの「十分にビッグスコアを出せる可能性がある」と自信をのぞかせ、翌週のファーマーズでは13位タイと有言実行してみせた。

　2月の再渡米後、WGC2試合を含む米国開催の5試合が石川の正念場となる。ぜひ、20歳のマスターズ出場を決めてほしいものだ。

　
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