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(写真左)遼は転戦先のアメリカでも熱心に練習していた/(写真右)2011年全米プロチャンプ、キーガン・ブラッドリーは中尺でタイトルゲット
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全米プロチャンプのキーガン・ブラッドリーやフィル・ミケルソンが使い、石川遼も練習している中尺パター。使ってみたいと思うアマチュアも多いだろうが、市販品は少ないのが現状だ。
石川が中尺を使ってパット練習しているニュースに驚いた人は多いだろう。というのも、中尺や長尺パターは、パッティングイップスや腰痛で悩むベテランが使うものと思われがちだからだ。
それを払拭したのが、昨今の米ツアーの「中尺ブーム」だった。全米プロを含む2勝をあげたブラッドリーやウェブ・シンプソンらは中尺の使い手で、共に20代。パッティングに悩んでいるわけではなく、よりよいスコアを叩き出すために中尺をチョイスしている。
ただ、この中尺、一般のゴルファーが試してみたくても、市販モデル数や生産本数はまだ少なく、売り切れているモデルも。そこで手持ちのパターを中尺にカスタマイズできないものかと都内のクラブ工房に問い合わせてみた。
「カスタム自体は可能」との答え。方法はスチールシャフトを身長などに応じて継ぎ足し、中尺専用グリップを装着するというもの。通常のグリップは使えない。
また、単純にシャフトを伸ばしただけでは中尺パターが持つ効力を得るのは難しい。ヘッドに鉛を相当量貼って(数十グラム・ヘッドの重量によっては鉛を貼りきれない場合がある)、オートマチックにヘッドが動くようにする必要がある。さらに自分の体型や構え方に合わせてライ角を調整する場合も(ネックの形状によっては調整できない)。
シャフトを延長して鉛を貼って、だいたい6000円ぐらいでできるとのこと。一度、トライしてみる?
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