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3月26日発表の世界ランクでマスターズ出場の可否が決まる
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先のアクセンチュアマッチプレー2回戦敗退で、マスターズ出場権獲得に黄色信号が点滅した石川遼。その石川だが、プエルトリコオープンに急遽、参戦することになった。もちろん狙いは世界ランクを50位以内に上げること。さらに、マスターズ前々週のアーノルド・パーマー招待への推薦出場も決まった。
石川遼の今季2度目となる渡米当初の目論見では、ノーザントラスト(2月16~19日)、マッチプレー(2月22~26日)を戦い、ランクを50位以内に上げて、3月8日から開催されるキャデラック選手権に臨むというものであった。
ところが、マッチプレーを終えた段階での石川のランクは54位。ランク50位以内というキャデラックの出場資格を満たすことができなかった。
出場が確定している3月15日からのトランジションズは初出場の09年に予選通過したものの、その後は、一昨年、昨年とも予選落ちと相性が悪い。そこでとにかく順位を上げなければ、と石川サイドはプエルトリコに推薦出場の緊急オファーを出していたのだ。
キャデラックの裏で行われるこの大会は、出場選手層は薄く、上位に入る確率は高い。しかし、それだけにランクのポイント配分も低く、昨年実績では、キャデラックの優勝者には74ポイントが配分されていたのに対し、プエルトリコ優勝者には24ポイントと3分の1以下。しかし、いかにポイントが低くても、上位に入れば確実にランクは上がる。
幸いパーマー招待の推薦出場も決まり、ランクアップのチャンスはこれで3回になった。果たして無事、4月5日からのマスターズに出場することができるのか。
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