世界のトッププロたちが、フジクラ、三菱レイヨン、グラファイトデザインなど、日本メーカーのカーボンシャフトをこぞって使用している。
今季の試合を見てみてもローリー・マクロイ、フィル・ミケルソン、タイガー・ウッズなど多士済々だ(別表参照)。そういえば02年、飛ぶ鳥を落とす勢いだったタイガー・ウッズが初めてカーボンシャフトを使ったのもフジクラ社製だった。
カーボンシャフトが日本で旋風を巻き起こしたのは72年の太平洋マスターズ。ゲイ・ブリュワーが米国製ブラックシャフト(アルディラ)を使用し、驚異の飛距離で優勝。それを見た電線メーカーのフジクラが日本初のシャフトづくりに着手した。その後、米国製カーボンシャフトは、重量やねじれなど扱いにくさを指摘されるなど、クルマづくりと同様、技術力で元祖を凌駕してしまったわけだ。
また、日本のシャフトメーカーは、万人に合うシャフトではなく、個々人に合う“パーソナルシャフト”路線へと向かった。そのためアイテム数が増え、これがトッププロに愛される理由のひとつとなった。
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