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人気者、遼&パーマー
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石川遼が米ツアー、プエルトリコオープンで2位になり、今季の獲得賞金が58万ドルを超え、今季の同ツアー「特別一時会員」の資格を得た。
米ツアーでは出場資格を持たない選手が出場できるのは、年間12試合までと規定されている。しかし、前年の賞金ランク150位相当の賞金額を超え、60日以内に特別一時会員を宣言すれば、主催者推薦で無制限に出場できるようになる。会員宣言した遼は出場試合数しだいで、シード権獲得の賞金ランク125位に入る可能性も高い。
プエルトリコ終了時で、石川は昨年の125位の賞金まであと9万ドル弱。アーノルドパーマー招待の結果次第ではシード確定も可能な数字だ。
実は石川が特別一時会員を獲得した背景には、パーマー招待でホストのA・パーマーに“激励”されたことがある。
パーマーといえば、米国では大統領に立候補したら当選しただろう、といわれるほどのスーパースターだ。そのパーマーが緊張している石川に声をかけ、「彼は私のヒーロー」とメディアに紹介したのだから、石川の米国内での知名度も大幅アップした。
さらに石川は「アジアにも行ってみたいですね。昨年末出場したタイでの試合では、日本よりゴルフがメジャーだと感じました。チャンスがあればアジアにもどんどん進出したいですね」と発言。
来季は米ツアーにフル参戦するか、これまでのように日米両ツアーをかけ持つのか、はたまた欧州ツアー選手のように、アジアも含め世界中を飛び回ることになるのか。
日本の男子ツアーが開幕していないうちから、すでに来季の石川に注目が集まっている。
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