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明暗分かれた遼とエルス
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マスターズ、石川遼は「特別招待」での出場が決まったが、一方で意外なビッグネームが出場を逃した。
オーガスタに集うマスターたちは、出場資格カテゴリー1~19(①過去のマスターズ勝者②過去5年の全米オープン勝者……など)のいずれかの項目を満たしている。
ところが参加選手のなかで石川遼だけが当てはまるカテゴリーがない。つまり唯一の「特別招待」なのである。当初、石川はカテゴリー18の「年末時点の世界ランク50位以内」を狙ってタイ選手権に出るも失敗。次に目指したのがカテゴリー19の「マスターズウィーク前週に発表される世界ランク50位以内」つまりアーノルド・パーマー招待終了時点でのランク50位以内入り。
何としてでもランク50位以内でと臨んだプエルトリコで2位となり、ランク47位まで上がったものの、続くトランジションズで予選落ち。パーマー招待では53位タイと低迷し、結局世界ランクは52位で終わってしまい、特別招待での出場となった。
いっぽう、19年連続マスターズ出場を目指すアーニー・エルスはパーマー招待後の時点で、石川同様どのカテゴリーにも当てはまらず、特別招待もされない。そこで、急きょ翌週のシェルヒューストンオープンに参戦し、カテゴリー16「昨年のマスターズ以降の米ツアー勝者」での出場を目指すことになったのだが、12位に終わり、マスターズ出場を逃す結果となってしまった。
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