週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/24号
2012/4/16更新

ホストはシュワちゃん。
今年のチャンピオンズディナーはどうだった?

 マスターズでは毎年、前年のチャンピオンが歴代チャンピオンをもてなす“チャンピオンズディナー”が慣例化している。今年はシャール・シュワーツェルが“ブラアイ”と呼ばれる南ア風バーベキューを振る舞ったが、その舞台裏で本人とオーガスタナショナルのちょっとした攻防があったのだとか。

 チャンピオンズディナーはベン・ホーガンの提案により1952年に始まった。前年の覇者がメニューを考案し、それに伴う費用もすべて当人が持つ。メニュー選びのセンスは毎年世界中で話題になる。

 今年のシュワーツェルは前菜にシーフードの冷菜をチョイス。メインはラムやビーフ、アフリカンソーセージなどを炭火で焼く南ア式バーベキュー、デザートはバニラアイスクリームサンデーを供した。

 本人は南アで自身が所有する牧場の素材を提供するからクラブハウスの裏庭でバーベキューがしたいと主張。自ら“焼き手”を志願したのだが、マスターズ委員会から「ディナーはグリルルームで調理されるのが望ましい」と却下された。

 これには写真のようにバーベキューの予行演習までして気合を入れていたシュワーツェルもがっかり。だがディナーの評判は上々で「素晴らしかった」とニック・ファルドらがツイッターでつぶやいていた。

 チャンピオンズディナーで、もっとも印象に残るのは98年にタイガーがホストを務めたときのメニュー。当時22歳の彼はチーズバーガー、チキンサンド、フライドポテト、ミルクシェイクを振る舞い、お歴々に「遂にこういう時代が来たか」と嘆息させたもの。だがその後タイガーはヘルシー志向に目覚め、バーガー&ジャンクフード断ちをしている。

 果たして今年のチャンピオンは来年どんなディナーを振る舞うのだろうか?

 
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