世界ランク1位と2位はルーク・ドナルドとローリー・マクロイが、目まぐるしく入れ替わっているが、2年にわたって日本人ナンバーワンだった石川遼が、その座を藤田寛之に譲った。
ドナルドがランク1位に上り詰めたのは、昨年5月末のBMW選手権で優勝したとき。以来1位を今年の2月まで守っていたが、3月1週目にマクロイがホンダクラシックで勝ち、ドナルドは2位に。が、マクロイは2週間1位を維持したものの、ドナルドがトランジションズで優勝し1位へカムバック。その後も二人の攻防が続き、世界ランク1位争いといえばこの2人、という感じになった。
5月末時点の日本人選手のランクでは、今季早くも2勝の藤田寛之が76位から64位とランクアップして初めて日本一となった。石川遼が59位から65位に後退し、約2年間維持していた日本人トップの座を明け渡した形だ。
石川が日本一になったのは、一昨年の中日クラウンズの優勝で、47位から38位にランクアップした時点だった。池田勇太を抜いての日本一だったが、その池田は5月末時点で世界ランク123位と日本人選手4位に後退している。当時はランク100位以内には日本人選手が6人もいたのが現在は、わずか3人(藤田、石川、谷口徹)。奮起を願いたい。
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