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続くセントジュード・クラシックでは38位、2万4600ドルを追加した
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石川遼が今季米ツアー10試合目の参戦となったメモリアルトーナメントで9位タイに入り、米ツアー賞金シード獲得に王手をかけた。
メモリアル終了時点での石川の今季の獲得賞金額は、76万3631ドルだ。
米ツアーの賞金シードは125位まで。昨年その位置でシーズンを終えたD・J・トラハンが獲得したのは66万8166ドルだから、すでに10万ドル近く上回り、シードは「ほぼ当確」とみられている。
しかし、125位の獲得賞金額は年度によって違い、一昨年は78万6977ドルで、それにはまだ2万ドル足りない。余裕を持って年末を迎えるためには、90万ドルの大台に乗せておきたいところだろう。
石川の今回の遠征も、残すは今週の全米オープンと来週のトラベラーズ選手権の2試合のみ。「もし、シード確定が危うくなれば、秋の試合に参戦する可能性もあります」(石川勝美氏)というぐらい、石川にとって今回のシード獲得は本腰を入れた取り組みのようだ。もっとも7月の全英オープン、8月のWGCブリヂストン招待(予選落ちなし)、全米プロなど賞金加算のチャンスはまだあり、秋まで確定しない可能性は低い。
今回の渡米で石川は「ルーク・ドナルドのようにパワーがなくても世界の頂点に立つ選手もいる」と米欧両ツアーで活躍する選手に注目。「来季は日米両ツアー半々で戦いたい」と語った。
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