週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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次は飛ばないボール？
R＆AとUSGAがテスト

　R＆Aと全米ゴルフ協会（USGA）は、ともにドライバーの長さやヘッドの大きさ、反発係数などを規制することで、プロゴルファーの飛距離を抑えようとしてきた。にもかかわらず、プロの飛距離は伸びる一方。その理由のひとつにボール性能の向上が挙げられるというわけで、数年前からゴルフボールに対する規制が模索されている。今回、R＆Aがスウェーデンのツアーで、ボール規制にかかわる、あるテストをするというのだが……。

　スウェーデンのゴルフ情報サイト「スウェディッシュゴルフオンライン」は、今月R＆Aがスウェーデンの国内ツアーで、R＆Aが用意したプロトタイプのボールを選手すべてに使用してもらい、その成果をモニターすると報じた。R＆Aボールは最新ボールよりも8パーセント飛距離が落ちる設計だという。ただ、これは「飛距離抑制にどのような手段が有効なのかを探るためのテストで、それ以上の意図はない」とR＆Aは答えている。

　一方、USGAも2010年8月にカナダツアー選手による1日競技で、同様のボールテストを実施済み。USGAのディレクター、D・ラギーは「05年4月に、各メーカーに飛ばないボールの試作品の製造を既に依頼している」と明かした。

　また来年の全米オープン開催コースメリオンGCで、ジャック・ニクラスとUSGAのディレクターがプロトタイプボールをテストラウンドしていたと最近、報じられた。USGAは「新しいボールの研究は数年前から行っているが、これが今後どう進展するかはまだ何も決まっていない」としている。

　
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