週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/24号
2012/7/17更新

“2軍メンバーで勝った!”
日韓対抗戦の大勝に沸き立つ韓国

 韓国の連覇で終わった日韓対抗戦・ミリオンヤード杯。日本にとっては苦汁をなめた結果となったが、韓国ではどのようにとらえられたのだろう。


韓国はこれで2連覇となった。がんばれニッポン!

「ゴルフ韓日戦で2年連続優勝ショット」(世界日報)、「韓国、チームワークで“精鋭軍団”の日本を沈める」(ソウル経済新聞)など、韓国内では刺激的な見出しが躍った。どんな種目でも日韓対決となると大いに煽るのが韓国メディアだが、今回の連覇は予想外かつ痛快だったようだ。

 何しろ韓国代表には、K・J・チョイ、Y・E・ヤン、キム・キョンテ、ベ・サンムンといった“韓国の顔”が軒並み不在。そのため、大会前から「歯抜けの虎」「四天王なき代表」「2軍の戦力」と酷評され、「対する日本は石川遼らスター選手総動員。個々の実力も経験でも韓国劣勢が予想される」(スポーツ東亜紙)と報じられていた。

 しかし、そうした報道が韓国選手のハートに火をつけた。選手団は大会3日前の6月26日に長崎入り。そのまま会場に直行して下見をし、翌27日には雨の中、早朝から全員が集まり練習ラウンドしたという。一方の日本勢が揃ったのはその日の夕方だった。

 カン・キョンナムによると、「夜になると選手が集まり、攻撃的なゴルフをしようと、いろいろ話し合った」という。

「韓日ゴルフの自尊心対決で、うなだれる日本」の見出しにうつむきかげんの石川や藤田寛之の写真。その記事にはS・K・ホの「戦力面で劣っていることは選手全員が知っていた。歯抜け(の虎)であっても、歯グキで勝ってやれ! という気持ちでまとまり、普段のツアー時にはありえない強固な協力関係を作れた。チームワークの勝利だ」とのコメントが添えられた。

 女子に続き、男子も韓国勢にやられっぱなしだったニッポン。この悔しさを噛みしめ、奮起してもらいたい。

 
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