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藍の“命の塩”
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全米女子オープンはうだるような暑さとの戦いでもあった。初日の最高気温は39度。そんななか、宮里藍は涼しげにラウンドしていた。
「暑さ対策は塩をスポーツドリンクに混ぜて、塩分、ビタミンを摂取することです。その点は万全でした」と藍。
スコアの方は最終日、息切れしてしまったが(70、74、75、77)、決して暑さのせいではなかったという。
藍が口にするのは沖縄産の塩で、その名は沖縄の方言で「命の塩」を意味する「ぬちまーす」。粒子の細かいパウダー状の塩には21種類ものミネラル成分が含まれ、ギネスにも認定される「世界一の塩」なのだ。
藍のトレーナー、山本邦子氏は「暑い日のプレーは水だけでなく、塩分を摂らないと腎臓に負担がかかり、足がつることもあります」と塩分摂取の重要性を指摘する。
週刊ゴルフダイジェストでもお馴染み、ベテランプロの合田洋も塩摂取派だ。「プロアマで一緒にまわっていたアマチュアが熱中症で足がつりましてね。自分がラウンド中常用しているミネラル塩をなめさせたら、一発で治ったこともありました」
また塩を溶かすスポーツドリンクはゴルフには濃いので、水で薄めて飲むとちょうどいい濃度になるという。
数ある暑さ対策で、「塩+スポーツドリンク」は強力な味方だが、肝心なのは早めに飲むということ。
「のどが渇いたと思ってから飲んでも遅い。1ホールごと、必ず少しずつ摂るようにしてください」と管理栄養士の川端理香氏は呼びかける。
塩(えん)は急げ!
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