ブリヂストンからプロ、上級者向けのニューボール「X-01」と「X-01z」が発売になった。ツアーでは7月のセガサミーから投入。シーズン途中ながら、多くのプロがスイッチし、CATレディースではジョン・ミジョンが、キヤノンオープンでは池田勇太が優勝するなど、すでに結果も上々だ。
X-01とX-01zは、それぞれ前作の「X-01マイルド」、「X-01ソリッド」の後継モデル。池田やミジョンの使うX-01はマイルド同様の軟らかな打感が特徴で、フルショットでのロースピン性能を高めた飛距離重視タイプ。X-01zは、アプローチでのスピン性能を更に高めている。
前作も性能面での評価は高かったが、「ボール選びの基準を硬さに限定してしまったために、硬さ以外の性能の差がわかりにくかったのでは、という反省がありました。今回の2機種では風に強い飛び(X-01)、強烈スピン(X-01z)という性能面を打ち出しました」(同社広報)とのこと。
一般的に、国産メーカーは飛距離重視。アプローチでのスピン性能は海外メーカーのほうが高いと思われがちだが、スピン性能が特徴のX-01zのほうは、自社テストで海外モデルを超える結果という。
ショートゲーム巧者である宮里藍をはじめ、宮里美香、有村智恵が使用しているのもX-01zだ。高いバックスピン性能はグリーン周りもさることながら、非力な女子プロが長い番手でボールを上げやすく、止めやすくなる効果も見逃せない。
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