先日、男子米ツアーの来季日程が発表された。既報のように2013~14年シーズンから同ツアーの制度は大きく変わる(QTがなくなり、秋から開幕)のだが、それによる変更点以外は、冠スポンサーの撤退や参入といった目立った動きはなかった。主な変更点を確認すると。
まずは、ツアー制度変更により、来季の試合数は今季の45(賞金ランキング対象競技)から40に減少する。これは従来プレーオフ終了後に行われていたフォールシリーズが廃止され、来秋は2014年シーズン開幕~序盤戦の大会が行われるためだ。
そして、8月下旬から始まるプレーオフ全4戦では、月曜日が最終日になるドイツ銀行選手権の翌週が、元通り空き週に戻される。
今季は空き週ではなく連戦だったため、選手はタフな移動と練習ラウンドが強いられた。そのかわり、今季は最終戦のツアー選手権の前週にあった空き週が消えた。
もうひとつの注目点はマスターズだ。例年、4月第2日曜日が最終日と設定されているため、暦の関係で来季は4月11日~14日と最も遅い開催日程となる。
その影響で、今年はマスターズ2週後に開催されたバレロテキサスオープンがマスターズの前週に移動。マスターズ出場の有力選手の動向が気になるところだ。
さらに日本ツアーの開幕戦、東建ホームメイトカップも影響を受ける。開幕が例年より遅い4月18日からとなりそうだ。
【関連記事】
20012/ 6/26 「来季は日米半々で」遼、米ツアーシードに王手!
2012/ 4/17 世界で遼だけ特別待遇のマスターズ特別招待
2012/ 2/21 スター不在の米PGA、QT制度廃止で米人ヒーロー誕生をもくろむ
|