週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/4号
2012/11/26更新

米ツアー終了。
グーセン、今田、レナードら大物シード落ちリスト


9年振りのシード陥落となった今田竜二

 米ツアーの日程が終了、賞金ランク125位以内の来季シード選手が確定した。シードを失った選手のなかには意外なビッグネームも……。

 まずは日本勢で唯一米ツアーに常駐し、8年連続シードを守ってきた今田竜二。最終戦は2日目2位タイまで浮上したが、最終的に28位タイ。ランク181位で、9年ぶりのシード陥落が決まった。

 同ランク151位~200位の選手に与えられるのは、下部ツアーであるウェブドットコムツアーへの出場権。PGAツアーへの昇格を目指す「もっとも過酷なツアー」へは「もう2度と戻りたくない」と、かつて今田本人が語っていたが、今回厳しい現実を突きつけられた形だ。

 ところで今回目立ったのがメジャーチャンプたちのシード落ち。たとえばマスターズ覇者のトレバー・イメルマン(128位)やアンヘル・カブレラ(174位)、全米オープン2勝のレティーフ・グーセン(136位)、全英覇者のジャスティン・レナード(140位)やスチュワート・シンク(149位)、アジア勢初のメジャーチャンプ、Y・E・ヤン(153位)ら。もっとも

 メジャー優勝者には長期シードが与えられるため、プライドは傷ついたに違いないのだが、グーセンとレナード以外は来季の出場権は安泰。

 一方、ギリギリ126位で涙をのんだのがベテランのジェリー・ケリー。125位のケビン・チャペルとの差わずか14万円でデビュー以来初のシード落ち。ただ、生涯獲得賞金上位者の資格を行使すれば、あと1年はフル参戦が可能となる。

 驚きだったのは、数年前マクロイらと並び若手のホープと期待されていたカミロ・ビジェガスの144位。一世を風靡したあのスパイダーポーズを近ごろ見ないと思ったら、深刻なスランプらしい。

 ちなみに石川遼は108位相当の賞金を獲得し来季の出場権を手にしたが、大物がいとも簡単にシード落ちする厳しい世界。覚悟はOK?

 
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