ダンロップで2位の松山英樹に5打差の圧勝を飾った前欧米W賞金王のルーク・ドナルド。小柄ながら非の打ちどころのない安定したゴルフは日本勢が目指すべきスタイルの完成型のように映った。しかも、このルーク、大の親日家なのをご存知だろうか。
表彰式では開口一番「日本語を話せなくてすいません」と謝ったルーク。「来年は日本語でスピーチしたい」と“連覇宣言”も飛び出した。 優勝した直後のツイッターでも、シーズン3勝目かつアジアでの初勝利に「日本での一週間は最高だった。ダンロップフェニックスは最高のイベント。素晴らしいコース、素晴らしい食事、そして素晴らしいビール……とにかく最高!」とつぶやいている。
滞在中は日本食オンリー。特に宮崎牛と寿司は大好物だとか。日本のビール好きでもあり、取材のお礼になにがいい? と聞かれ「(日本の)ビールがいい!」と即答したこともあるほど。
身長175センチと欧米勢のなかでは小柄で、日本人に近い体型。ミズノとの用具契約は今年で切れるが、更新することがほぼ確定しており、来季もミズノの看板を背負って世界で戦うことになりそうだ。今回の来日でもミズノの養老工場に足を運び、クラフトマンとの再会を大いに喜んだ。
チャリティにも熱心で、昨年の東日本大震災のときは津波被害に心を痛め、いち早く義援金(約1000万円)を出している。
また、家族をこよなく愛し、次女の満1歳の誕生日と来日が重なり「一緒にいられなくて寂しい」と父親の顔も。そんなルークの姿に、取材した女性記者たちも、思わず“胸キュン”だったそうだ。
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