伊藤園レディスで、プレーオフの末、イ・ボミに敗れた有村智恵。リコーカップには出場せず、28日から始まる米女子ツアーの最終予選会に向け、アメリカに旅立った。昨季から左手首のケガ(TFCC損傷)に悩まされ、今季は開幕から3戦連続欠場。有村の今シーズンを振り返ると……。
プレーオフ負け。さぞ気落ちしているかと思いきや「(欠場していた)春先から比べたら、夢のよう」と、意外にもサバサバと語った有村。「自分にとってはもうひとつ大きな目標となっている試合(=米予選会)があるので、それに向け、いい終わり方だったと思う。『調子に乗らず、しっかり頑張りなさい』ということなんだろうな、と」
出場試合は26で優勝3回。「ここまでやれるとは思わなかったし、米ツアーという新しい目標もできた」という今シーズン。
伊藤園では18番の2打目をバンカーに入れる手痛いミスで優勝を逃したが、「この内容では米ツアーでまったく歯が立たない、ということ。しっかり練習して上にいくしかない」と、すぐさま頭を切り替えた様子。
予選会が行われるフロリダ州デイトナのLPGAインターナショナルは未経験のコースだが、経験者の大山志保やカン・スーヨンらから情報収集。グリーンが大きくアンジュレーションも難しいので練習ラウンドをしっかりやったほうがいいとアドバイスされた。スーヨンからは「智恵に向いている」と太鼓判を押されたという。
さて、ゴルフの神様は有村に微笑むか。
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