ルーク・ドナルドが圧勝したダンロップフェニックス。彼が使用していたアイアンは、自身監修による初めてのモデル「MP-64」。ヤマハからは賞金王争いを繰り広げた看板プロの藤田寛之、谷口徹モデルのアイアンも出ている。近ごろのプロ“監修”モデルを分析してみると……。
MP-64は、ルークのリクエストでソール全体に丸みをつけた上、やや小ぶりなヘッドなので振り抜けがよくなった。またバックフェース部分を肉厚にすることで、打感がよくなる効果を狙ったようだ。
それ以前は、チタンがコンポジットされた「MP-59」アイアンを使用していたルーク。59に比べると64はずっと難しいモデルだ。
ここのところ、プロの使用する、いわゆるプロモデルであっても、ミスの許容範囲が広く、やさしいとされるアイアンが主流だった。
だが、ここへ来てプロが監修する“骨のある”モデルが登場している。ヤマハから発売されたばかりの2モデルもそんなプロ“監修”アイアン。「Vフォージド・ツアーモデル」は、低重心化でやさしさを加味したマッスルバックで、通称“藤田マッスル”。「Vフォージド」は、マッスルバックに比べるとわずかに周辺に重量を配分したハーフキャビティ形状で、こちらは“谷口キャビティ”と呼ばれている。もちろん藤田寛之、谷口徹の意見をいかしたモデルだ。
共通するのは、ショットの技術が高いプロの要求を反映し、ルークのMP-64同様、こだわりの上級者を対象にしたこと。
このようなプロ監修アイアンが、今後もぞくぞく登場するかもしれない。
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