国内女子ツアーの来季日程が発表された。賞金ランキング対象試合は今季より1試合増の全36試合で、賞金総額は過去最高の31億3600万円に。過去最低になった男子に比べ、女子は根強い人気のほどを誇った。
来季増加の1試合は3月に宮崎開催のアクサレディス。主催は地元のテレビ宮崎だが、特別協賛はアクサ生命保険で、かつては07年~09年に北海道でやはり女子ツアー競技を主催していた。来季の注目点は、4日間競技が4試合(ヤマハ、アースモンダミン、マスターズGC、エリエール)増え、サロンパス、サントリー、日本女子プロ、日本女子オープン、リコーカップと合わせて9試合となること。また、スタンレーレディス(東名CC)の開催時期が7月から9月に変更になる。
JLPGAの小林浩美会長は、以前から「(国内メジャーや米ツアーと同じ)4日間競技を普段からやっていないと体力は身につかない」として、その増加を推進していた。今回は、その要請にスポンサー側が賛同したことになる。
「国際競争力を養い、国内の選手が活躍することに、スポンサーからの大きな期待をひしひしと感じています」(小林会長)また、今季は外国人選手の優勢が目立ち、テレビ視聴率の低迷等が不安視されたが、小林会長は「強い選手は各国をまたいで活躍するもの。そのような選手と身近に戦えるのは、強くなるために不可欠。リオ五輪を見すえて国内競争を活発化させ、国際競争力をつけていきたい」と前向きな発言。
世界を見すえた会長の熱い意気込みに、日本選手は是非とも応えてもらいたい。
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