今季4勝を挙げ初の賞金女王に輝いたジョン・ミジョン。実は彼女、今年韓国ツアーで永久シード獲得という、快挙を達成しているのだ。
日本ではあまり詳しく報じられなかったが、同権を獲得したのは今年10月。「日本でのプレーに専念してきたのになぜ韓国ツアーで」と思うかもしれないが、そこには韓国女子プロ協会(KLPGA)の特別な規定がある。国内ツアーで20勝以上か、米、日、欧州ツアーで20勝以上の成績を残せば韓国ツアーの永久シード権を付与しているのだ。この規定に則って、ク・オッキ、パク・セリ、シン・ジエが既に永久シード権を獲得しており、10月のCATレディースで日本通算20勝目を挙げたミジョンが4人目の取得者となったわけだ。
資格取得後、ミジョンは「日本ツアーは大会数が多いのでよいリズムを維持できます。来日して3年間は言葉の面で苦労も多かったが、今では大きな問題もありません。自分が偉大な先輩や後輩と肩を並べるとは思わなかったし、光栄です」と話している。
もっとも、ミジョンにはツアー30勝以上した者だけに与えられる日本ツアーの永久シード権獲得という次なる目標もある。韓国人で日本の永久シードを持つ者はいないが、あと9勝、前人未到の日韓永久シード権獲得なるか。
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