「手元重心」ドライバーが急増している。手元重心とは、従来のドライバーに比べて、よりシャフトの手元寄りに重量を配分し、バランスポイントを手元側に設定しているものだ。
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ゼクシオセブンドライバーも手元重心
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代表的なモデルはゼクシオ(ダンロップスポーツ)。最新モデルのゼクシオフォージドドライバーやゼクシオセブンでは、シャフトの重量配分を大胆に変更し、重心を40~50ミリほど手元寄りにした。それによって同じスウィングバランスでも、ヘッドの重量を増やすことができるので、飛距離アップが期待できるというのだ。
ブリヂストンスポーツのファイズやミズノのJPX 825、海外ブランドではピンのG25など、最新ドライバーには手元重心を採用したものが多い。
そのメリットは、ヘッド重量を増加することができることに加えて、ミート率の向上が挙げられる。バランスポイントが手元寄りになると操作感が増し、クラブをより扱いやすくなるためで、インパクトで手元が浮き上がるといった悪い動きが起こりにくい効果もある。
逆に、クラブの重心がヘッド側に移動すると、上手く振れたときはヘッドの重みが利用でき、ヘッドスピードをアップさせるメリットがあるが、操作性は難しくなるため、ボールがバラつきやすくなる。
2012年発売のミズノの新ブランド、ボディフィットゴルフでは、グリップ内部にウェートを入れるチューニングによって、ゴルファーの最適弾道にフィッティングするという戦略をとっているが、これも手元重心を追求した例といえるだろう。内外のメーカーがこぞって採用し始めた手元重心。今後も続々と増えそうな雰囲気だ。
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