週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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今年はあまり試合で見られない
ともに43歳、丸山と伊澤

02年ワールドカップでペアを組んで日の丸を背負い、優勝を飾った丸山茂樹（43）と伊澤利光（43）。今年は２人の姿が見られる試合がかなり減りそうだ。

満身創痍で戦ってきた２人だったが……

　昨年は伊澤が賞金ランキング１５９位、丸山は１０５位。伊澤は07年日本プロ優勝の５年シード、丸山も09年日本シリーズ優勝の３年シードが昨年で切れた。

　それでも、丸山は日本ツアー10勝で生涯獲得賞金は８億３５２万７４２１円の15位、16勝の伊澤は10億７８５万５８８６円で８位（順位はいずれも昨季終了時）。両者とも生涯獲得賞金25位以内の選手が一生に１度だけ使えるシード権を保持している。前年12月31日までにＪＧＴＯに申請すれば今季もシード選手としてプレーできたが、２人とも申請しておらず、今年は主催者推薦でしか出場できないことになる。

　現在、43歳の丸山は３勝した米ツアーを08年で撤退、09年からは日本でプレーしていた。しかし右ふくらはぎ、腰痛、左手親指付け根痛などに悩まされており、試合に出るより治療に専念することを選んだようだ。

　一方、かつてアーノルド・パーマーにそのスウィングを絶賛され、01年にはマスターズで当時、日本勢としては最高の４位に入って、日本ツアー賞金王にも輝いた伊澤もこの３月で44歳。こちらも、腰痛や左手親指痛、右わき腹痛などを抱えている。

　２人が持つ資格は、一度、権利が発生すれば、来年以降いつでも使うことができるもの。ケガからの復活が見たい。

　
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