週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 1/22
2013/ 1/21更新

マクロイは10年200億
高騰するプロの契約金

石川遼のキャロウェイゴルフとの契約が発表された。一方、ローリー・マクロイは前契約先のアパレルメーカー、オークリーから提訴されるなど、トッププロをめぐる契約戦線はヒートアップしている。

 遼とキャロウェイの契約金額は年間6億円と推定されている。“門出”を演出するように、契約発表も米ツアー出発日に合わせて成田のホテルで華々しく行われた。

 一方、マクロイはナイキと10年・200億円越え(推定)の契約を結んでいるが、以前、眼鏡・ウェアの契約先だったオークリーは、ナイキとマクロイ本人を契約違反で訴えた。マクロイの場合、ナイキとは頭のてっぺんから足のつま先まで総合契約。しかし、オークリーの契約条項によると、眼鏡などの契約は、同社が新契約先と同じ金額を出すのならば、新契約を拒否できる権利を持つものという。

 その他の契約にまつわる話では、中堅どころのニック・ワトニー、カイル・スタンレーがタイトリストから離れナイキに。タイトリストは少しさびしくなった印象だが。

「ナイキ、キャロウェイがトップの選手に莫大な契約金という“頂上戦略”をとるのに対し、タイトリストは多くの選手と小額で契約し、優勝すればボーナスを払うという“底辺戦略”。それに同社のボールはプロのあいだでのシェアは圧倒的。トム・ワトソンのように、ゴルフを始めた頃からずっと使ってるという選手も多い。タイトリストで育ち、一流になれば高金額の契約先に移っていくという図式はこれからも変わらないでしょう」(用品ジャーナリスト・河北俊正氏)

 それにしても高くなりすぎたプロの用品契約金。そのコストがギアの価格に反映すると考えると、われわれ消費者としてはちょっと複雑な気持ちにもなるのだが……。

 
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