今季は、宮里藍、宮里美香、上田桃子、有村智恵、上原彩子の5人の日本人選手がツアーメンバーとしてプレーする米女子ツアー。その日程が、スポンサー確定の遅れなどもあり、昨年より5日遅く、先週15日に発表された。第5のメジャーが新設された主な変更点を見てみよう。
今季米女子ツアーの賞金ランキング対象競技数は、昨季今季米女子ツアーの賞金ランキング対象競技数は、昨季より1試合増の28試合。うち新設競技は4月のノーステキサスシュートアウト、5月のピュアシルクバハマ、そして10月に中国・北京で開催されるレインウッドパインバレーの3試合だ。また、28試合中、米国以外の海外開催はちょうど半分の14試合。ますます"国際ツアー"の様相を強くした。
その象徴が9月にメジャー競技として初めて開催されるエビアン選手権だ。昨年までエビアンマスターズとして7月に開催されていた大会が、今季から5番目のメジャー扱いとなる。
だが、その日程は日本のメジャー=日本女子プロと同じ週にあたる。日米両ツアーのシード選手である有村智恵、上原彩子にとっては、どちらを選ぶかが頭の痛いところだろう。
日程調整といえば、10月から始まるアジアの5カ国を転戦するシリーズだが、中国、マレーシア、韓国、台湾と回ったあと、一週おいて日本のミズノクラシックとなる。多くの米ツアー選手にとっては、移動や調整等の面から余分なオープンウィークに違いなく、欠場を招くおそれもあるだろう。
今や世界の2大ツアーとなった日米両ツアー。ファン、選手のためにももっと密な関係を築いて、調整をはかってもらいたい。
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