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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/19
2013/2/12更新

アジアを基軸に世界へGO!
予選会に日本人プロ大挙!

 先月末にタイで行われたアジアンツアーの最終予選会に129人もの日本人選手が参加(昨年の1.5倍)。過去最多人数を記録したが、なぜいまアジア?


アジアツアーで日本人トップの成績を残した市原弘大

 杉並学院高時代の石川遼の恩師で、アジアのゴルフ事情に詳しい吉岡徹治氏に聞いた。

 「“アジア盛況”の裏には、国内男子ツアーの試合数減少があります」と吉岡氏。今年の国内開催試合はレギュラーツアー23試合(昨年は26)、チャレンジツアーは10試合(昨年は13試合)。JGTOは、国内試合が減ったかわりに、今年新たにワンアジアとの共同主管試合を2試合開催する。昨年も同様の試合を開催したものの、獲得賞金が賞金ランクに加算されなかったためシード選手の参加者が極端に少なかった。  

 「ベテラン選手からすれば『わざわざ経費を使って、アジアまで行くこともあるまい』ということだったのかもしれませんが、若い選手たちは国内ツアーに危機感を持ち始めているのでしょう」

 加えて現在のアジアンツアーは、欧州ツアーとの共同開催試合も多く組まれていて、日本のツアー以上に世界で活躍できる可能性を秘めている。「この予選会は8ラウンドを行い、上位40名にシードが与えられるというもので、761人もの選手が参加しました」。最終的に、別表の通り5人の日本人選手がフル参戦(前半戦は2~5月の8試合が発表)できるシード権を獲得した。「私の教え子の一人、中里光之介(20)も17位でシードを獲得し、アジアに活路を見出すこととなりました。今後、日本ツアーの試合数減が続くことになれば、彼のようにアジアから世界を目指す選手が増えるかもしれません」

 
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