週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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スタンフォード大に行きたい！
またまたツアーＶ最強女子アマ、リディア・コ

　米女子ツアー開幕戦のハンダオーストラリアオープンで３位、前週行われたニュージーランドオープンで、３回目のツアー優勝。韓国系ニュージーランド人の高校生、リディア・コの勢いが止まらない。

すでにロレックスランキング26位のリディア・コ。なんと97年生まれ

　プロ転向かアマ続行かを巡って注目を集める15歳の天才少女は、韓国紙誌上でも大きく取り上げられており、２月19日付の一般紙・中央日報では「リディア・コ、インキチェゴ（人気最高）」の見出しが躍ったほど。

　そもそも彼女は韓国出身。海兵隊の将校だった父は現在、証券会社の支店長で、母は英語教師。母の勧めで５歳からゴルフクラブを握ったという。父コ・ギルホン氏によれば、「初ラウンドのスコアは１３０」。そんな娘に本格的にゴルフを学ばせるために一家は03年にニュージーランドに移住。ゴルフ場に近い一軒家を借りて暮らした。

　ただ、月に２４０万ウォン（20万円余り）の税金を支払うなど家計は苦しく、費用がかさむ海外遠征などは出場を躊躇したとか。

　そんな一家にとって心強い味方となったのがニュージーランドゴルフ協会の支援。コは10年から同国史上最年少で代表に選ばれているが、ツアー参加費用はもちろん、用具や練習環境などは同国ゴルフ協会がサポート。

　昨年８月の全米女子アマで優勝したとき、彼女が「16年リオ五輪にニュージーランド代表として出場したい」と語ったのも、同国のゴルフ協会に恩義を感じているからだろう。父のギルホン氏も「プロ転向は五輪のあと。ミッシェル・ウィやタイガー・ウッズが通ったスタンフォード大進学がまずは目標」とも語っている。これから先、まだまだ話題と関心を集めそうなコだ。

　
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