タイランドを21位タイで終えた宮里藍。次戦への移動中、5台の玉突き事故に巻き込まれた。
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一般車、パトカーがからんだ玉突き事故(LPGA公式HPより)
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事故が起きたのは先月24日。自身のシーズン初戦を戦い終え、大会側が用意した送迎車で空港に向かっていたときのことだった。藍の後続の車に乗っていたポーラ・クリーマーとスーザン・ペターセンも事故に巻き込まれ、ペターセンは「車はかなりのスピードで高速を飛ばしていました。あっと思ったときには何かが弾けるような音と衝撃を感じてガチャン! でも私は大丈夫。ケガもしていないし、そのままシンガポールに向かいまし
た」と恐怖の瞬間を振り返る。
選手の大半は大事には至らず、HSBC女子チャンピオンズ出場に向けてシンガポールへ移動した。しかしその後、藍は首と肩に違和感を訴え、シンガポールの病院で検査を受け“むち打ち”と診断された。本人はブログで「こんなに大きな事故は初めてだったので、ショックも大きかったのですが、首の痛み以外本当に元気です!食欲もあります! (笑)あ、それはいつもです。(笑)」と元気なメッセージを発表。
だが、むち打ちは後遺症に苦しむこともあるため「ロングスパンで考えると無理はできない」とHSBC女子からしばらく欠場を表明。28日夕方、緊急帰国した。
タイの首都バンコク周辺は「旅行者に運転は無理」といわれるほど危険運転が横行している。クリーマーは「事故の瞬間はまるで自分がピンポンボールになったような気がしました。シートベルトをしていてよかった。首の痛みには数週間悩まされそうです」とつぶやいた。
いざ開幕というタイミングで起きた不運なアクシデント。今後が気になるが「今は治療に専念したい」という。
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