ジャパンゴルフツアーアジアシリーズの第1戦「タイランドオープン」で国内男子プロもシーズンイン。なかでも張り切っているのが選手会長になった池田勇太だ。
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ときにはレポーターも
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国内での試合数が23と過去最低となる危機のなか、27歳という最年少会長が登板だ。選手と会長のかけもちという“2足のわらじ”をなぜ? と尋ねられ「ひと言でいえば性に合っている」と親分肌の性格を強調して舵取りに自信をみせる池田。
「選手会長としてナニを変えたいか? 考えていることがいっぱいありすぎて……。(国内開幕戦の東建の前日の)会議で話し合ってからだけどね。でも、主催者の皆さんとの距離を縮めるのは大事だと思う。『いままでにないトーナメントをつくろうよ』との言葉ももらってうれしい」と池田。
スケジュールの合間をぬい契約先の店舗で売り子となって製品PR、ソニーオープンでは予選敗退後にテレビレポーターを務めるなど、本業以外でなにかと忙しいが……。
前選手会長で現副会長の倉本昌弘は「(池田の)本業のゴルフの成績が悪くならないよう、選手のまとめ役は勇太、それ以外は自分がやろうと思っている」と、サポート宣言。元会長の宮本勝昌も「いまの苦しい状況だから、勇太のように行動力がある人がやるのがいい。勇太のキャラをいかしてやってほしい」とエールを送る。
「スターは石川遼だけではない」「賞金王をとりたい」と選手としての意地も見せる池田。男子ツアー人気回復の起爆剤となるか。
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