新モデルが続々と発表されるなか、メーカー各社がマッスルバックアイアンをラインナップしているのが目につく。
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名を冠した「藤田マッスル」モデルもある
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とくに国内メーカーの“マッスル志向”が顕著で、今年はヤマハから“藤田マッスル”と呼ばれる「Vフォージド ツアーモデル」、マルマンから「コンダクター PRO-Xマッスル」、本間からは「TW717M」とマッスルバックアイアンを新たにラインナップするメーカーも増えてきた。
それまでコンベンショナルなマッスルバックが主流だったプロの世界だったが、90年代半ばにかけてキャビティアイアンがプロゴルファーのあいだでも急速に広まり、キャロウェイ、ピンなどプロが使うキャビティが大いに流行った。しかしタイガー・ウッズに代表されるマッスルバック派プロの活躍もあり、上級者やハードヒッターを中心に、近年マッスルバック人気が高まった。
難しいといわれるマッスルバックだが、操作性が高くボールがコントロールしやすいというメリットがある。また、以前に比べるとヘッドが大型化。重量配分やソール形状の工夫などにより、ずいぶんやさしくなったといわれている。
それでもミスヒットの許容性はキャビティに劣り、また打ちこなすのには相応のヘッドスピードが必要となる。
本誌連載「ギア探検隊」でもおなじみの児山和弘氏によれば「形状の美しさもあって根強いファンの多いマッスルバックですが、今年の各社ラインナップからもわかるとおり、このところ中・上級者の間で人気になっているようです。シャフトを軽くするなど工夫すればアマでも十分使えるはず」という。試してみる?
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