週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/30

2013/4/22更新

外見至上主義の韓国で人気イマイチ
メジャーチャンプの好調パク・インビ

　米女子ツアー今季初のメジャー、クラフトナビスコを制したのはパク・インビ。昨季の米賞金女王で今季もすでに２勝。世界ランキングも２位に浮上し、いまや世界最強の座が目前。しかしどういうわけか故郷韓国での人気はいまひとつだという。

袖のロゴはローカル企業「ヨンセ牛乳」

　その証拠とされているのが、なかなか決まらないメインスポンサーだ。例えば米ツアーでプレーする韓国人選手の場合、昨年の全米女子オープン優勝のチェ・ナヨンにはＳＫテレコム（携帯電話会社）、同全英女子オープン優勝シン・ジエには未来アセット（金融会社）、パク・セリにはＫＤＢ産業銀行と、韓国の大手企業がメインスポンサーになっているが、インビはこの２年間、メインスポンサー不在だ。

　「スリクソン」のロゴ入りキャップを被ってはいるが、ダンロップとは用品契約のみで、メインスポンサーのないインビがダンロップへの感謝を示すために自ら申し入れたものなのだそうだが、この不人気に同情する声もある。

　ある韓国スポーツ紙の記者は、２年連続で日本女子ツアー賞金女王になってもインビと同じくメインスポンサーのないアン・ソンジュを引き合いに出しながら「外見至上主義に変質した韓国企業の犠牲者」と指摘する。

　もっとも、インビのマネジメントをするＩＢスポーツの関係者によると、クラフトナビスコ優勝で、ある韓国の大手企業と契約交渉に入ったとか。

これが締結されれば、３年ぶりにメインスポンサー獲得となるインビ。全米、全英、クラフトと韓国勢がメジャー３連勝中。全米女史プロでインビが“韓国スラム”を達成したら、スポンサーのロゴがテレビに大映しになるはずだ。