55歳のベルンハルト・ランガーが絶好調だ。マスターズでは息子のような世代を向こうに回し25位タイに食い込み、主戦場の米シニアツアーでは今季6戦2勝、トップ3入り5回の驚異的快進撃を続けている。
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調子良すぎちゃってスミマセン!
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「いやあ、これほどシーズン序盤から調子がよいのは長いキャリアで初めてだよ!」
シニア入りして3度年間最優秀選手賞に輝いているランガー本人が驚くほどの好調ぶり。先のグレーターグウィンネット選手権を逆転で制し、今季2勝目、同ツアー18勝目を挙げ、賞金ランクは2位のデビッド・フロスト(南ア)に32万ドル(約3千万円)近い差をつけ、独走態勢だ。
「ゴルフは一生懸命努力しても報われないことのほうが多いもの。でも最近は練習をすればするほど結果が出ている。特にショートゲームがよい。グレーターに勝ったときも最終日は3ホールでパーオンを逃したけれど、そこを1アンダー(チップインバーディ1と寄せワン2)で切り抜けられたのが勝因」
ライバルのトム・レーマンは「ランガーには本当に波がない。おそらく史上もっともゴルフというゲームの適性を持ったプレーヤーだろう」と脱帽する。
技術にプラスアルファーの“適性”を持ち合わせているのがランガーの強み。史上もっとも“ゴルフ向き”の男の快進撃は今後まだまだ続きそうだ。
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