国内男子ツアー第2戦つるやオープン初日、ジャンボ尾崎が快記録を達成した。1イーグル、9バーディ、2ボギーの9アンダー。66歳にして62の驚異的なスコアを叩き出し、エージシュートを成し遂げたのだ。この記録って、いったいどれだけスゴイ?
自分の年齢以下のスコアで回るのがエージシュートだが、ジャンボのそれは4ストロークも少ない。
国内レギュラーツアーでは初。シニアツアーでは、81年に66歳の中村寅吉(故人)が65を出したのを皮切りに、07年に65歳の青木功が65をマークするなど、エージシュート記録はグランド(60~ 67 歳)ゴールド(68歳以上)を含めれば枚挙にいとまがない。が、ジャンボの62に匹敵する数字は、公式戦ではまだ出ていない。ただし青木は、07年の記録達成の1カ月前に、茂原CCでの練習ラウンドで61を出したと記者会見で話していた。
米チャンピオンズツアー(シニア)では、02年に61歳のウォルター・モーガンが60をマークし、"ツアー競技"というくくりのなかでは、これが最少ストロークのエージシュートとなる。なお、米レギュラーツアーではサム・スニードが79年、67歳で66を出している。
ツアー以外では、44年全米プロ優勝者のボブ・ハミルトンが59歳で59をマークしたり、カナダ人の伝説の名手、モー・ノーマンが62歳のときエキシビションで59をマークしたという記録もある。しかし、いずれにしても年齢よりも4ストロークも少ない記録はプロでは発見できない。
ちなみに「62」というスコアだけ見ても、日本ツアーで松山英樹のベストは63、中嶋常幸63、池田勇太62、片山晋呉62、藤田寛之と谷口徹61なのだから、ジャンボの「66歳で62」の数字はやはり際立つ。快記録といって間違いないのだ。
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