日本プロが終わり、国内男子ツアーはダイヤモンドカップまで1週間のお休み。しかし、石川遼と入れ替わるようにして今季のツアーを牽引する松山英樹にゆっくり休むひまはない。
4月1日にプロ転向した松山だが、東北福祉大に在籍したままで、しかもゴルフ部のキャプテンという身。松山にとっては、せっかくの空き週なのに、男子ツアーのスケジュールを埋めるかのように、5月20~24 日関東大学春季Aブロックリーグ戦の予定が組まれており、プレーはしないがチームに同行してキャプテンとしての任を果たす。さらに、5月27日大利根CCで行われる全米オープンの最終予選にもエントリーしている。
「いやいや、リーグ戦は松山にとってはいい息抜きなんです」というのは同大ゴルフ部の阿部靖彦監督だ。「いま松山にとって気が休まるのは大学の寮にいるときですし、仲間と一緒にいるのが一番ラクなんです」とのことだ。
一方、米ツアー転戦中の石川遼は苦戦を強いられている。昨年は72万ドル余りを稼いで125位以内に与えられるシード権を手にしたが、今季ここまで12試合で獲得したのは10万ドル余りでランク171位。昨年は1試合平均の獲得賞金は4万ドルだったが、今季は1試合8000ドル余り。米ツアーも残り20試合余りで、このままでは到底シードには手が届かず世界ランクも下がる一方。メジャーへの出場も困難だ。ちなみに、今年の全英、全米ともどの出場カテゴリーにも入っておらず、両アメリカ予選にエントリー。全米プ
ロも資格がないが「出場可能なランク100位目指して頑張る」(石川)とのことだ。
※データは5月17日現在
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