若年化が進む女子ツアーに異変が起きている。話題の主は35歳以上のベテランたち。昨年6月に結成された、「おばば会」のメンバーが今季のツアーを大いに盛り上げているのだ。
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表、茂木、大山ら「おばば」の輪!
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「自分たちも頑張っているところを見せたい。大層なものではないけど、たまにはみんなが集まる場があってもいいかなと思って。同志ですから」(表純子)
音頭をとったのは、39歳で今季最年長シード選手の表だ。昨年6月のニチレイレディスの期間中、茂木宏美、藤野オリエと食事をした際、盛り上がって「おばば会」を結成。3人の中で一番若かった茂木が35歳(当時)だったので、35歳以上を入会条件にすることになった。
この「おばば会」だが、メンバーにはビッグネームがずらりと並ぶ。永久シードの不動裕理(36)、現在産休中だが、ツアー通算24勝の福嶋晃子(39)、06年賞金女王の大山志保(36)を筆頭に、斉藤裕子(45)、鬼澤信子(43)、中島真弓(36)、前田久仁子(35)とまさに熟女プロたちがズラリ。折を見て食事を共にするなど親睦を深め、ともに励ましあってきたが、その効果はてきめんだった。
今季は表が開幕戦で3位と好発進。メジャー第1戦のサロンパス杯では茂木がメジャー初制覇を達成。記念すべき「おばば会員」の初優勝に、茂木は「若い子たちだけのツアーでないところを、みんなで見せていきたい」と鼻息を荒くした。
今季のシード選手の平均年齢はツアー史上最も若い26.7歳。時代の流れに抵抗し、熟年パワーを見せつける"おばば"たちの奮闘にこれからも注目だ。
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